身体醜形障害なら治療が必要!【自分でセルフチェック】

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顔や体の欠点が気になる

悩む男性

社会生活が送れない場合も

自分の顔や体の一部が醜いと感じて、深刻なコンプレックスを抱え込んでしまうのが身体醜形障害です。こんなに醜い体では生きていけないと悩むケースさえ見られます。ところが周囲からチェックすると、それほど変なルックスではなく、むしろ人並みより優れた容姿を持っている場合もあります。このギャップが特徴のひとつで、精神疾患の一種とされる理由です。身体醜形障害の存在は19世紀から知られていましたが、日本では特に1990年代から増加していると言われています。その理由としては、まずマスメディアによる美意識の普遍化・一般化が挙げられるでしょう。「こういう容姿が最も美しい」「異性にモテるためには、こういう顔貌でなければならない」といった価値観は、昔から社会共通の認識として存在しましたが、現在では具体的かつ詳細に映像として提供されつづけています。そのため理想からほんの少しずれているだけでも、大きな欠陥として認識されてしまいます。日本人に多い潔癖症や完璧主義も、こうした傾向を助長していると言えるでしょう。また美容整形、なかでもプチ整形が急速に普及していることも、身体醜形障害の増加要因と考えられます。宣伝戦略の上からも、美容整形外科では理想の身体像を掲げる一方で、欠点になりうる体の特徴をあげつらいます。顔や体形を簡単に修正できるという意識や、修正している人が多数いるという事実は、修正しなければいけないという強迫観念に繋がります。こうした観点からチェックすれば、自分の体が実際以上に醜く感じられるわけです。誰でも少しぐらいは容姿を気にするのが当たり前で、ショーウインドウに映る自分の姿をチラチラ眺めるぐらいでは、身体醜形障害とは言えません。しかし鏡という鏡を覗き込み、眼が離せないようになってしまうと要チェックです。とにかく顔貌が気になって、そのことばかり一日中考えてしまうのが特徴のひとつです。自分のことを醜いと信じ込んでいる方は、逆にすべての鏡を避けるようになったり、写真を破いてしまったりする場合もあります。容姿に自信が持てないために外出を避け、不登校や引きこもりになりやすいのも問題です。痩せなければいけないという強迫観念から拒食症になり、深刻な栄養障害を起こすこともあります。重症になると社会生活に支障をきたすため、できるだけ早期にチェックする必要があるでしょう。身体醜形障害は特に思春期の方に多いと言われています。思春期は普通でも自分の容姿が気になりますし、完璧主義になりやすい時期でもあります。もう少し年を取ると諦めの気持ちも生まれますが、なかには妥協できずに悩みつづける方もいます。また身体醜形障害は、うつ病を併発しやすいという特徴もあります。体に対するコンプレックスが大きなストレスになり、神経を圧迫することが原因です。治療には抗うつ薬のほか、主として認知行動療法が用いられます。医師との信頼関係を築いた上で適切なアドバイスを受ければ、ある程度の改善が期待できます。性格的な問題も大きく関わっているため、即効性のある薬はありませんが、少しずつ自分を変えていく努力が大切です。